高精度位置決め且つ省スペース化を実現
レーダー等の観測機器で旋回駆動部に高精度な位置決めをするためTCGリングの使用を検討していたが、機器のスペースに制限がありカムリング外側に駆動源を設置する余裕がなかった。旋回軸中心からモータと減速機で回すことも検討したがトルクが足りず、方法を模索している。
解決の内容・施策
TCG内歯リングの採用を検討。カムリングの内側に歯がある特徴を活かし、駆動源(モータ、減速機、ローラピニオン)をカムリング内側に設置した設計を試みる。
効果・メリット
TCG内歯リングを採用したことで、スペースに制限のある観測機器で高い速比と高精度な位置決めを維持しつつ省スペース化を実現した。
また、カムリングを分割タイプにしたことによりメンテナンス作業時に必要箇所のみカムリングを取り外すことで、機器内部の配線等の作業性も向上した。
