装置の小型化及び装置設計の簡易化
電子部品等の小型製品の生産工程において、一定ピッチで動作するターンテーブルを検討しているが、使用予定のサーボモータと減速機を組み合わせると同心軸同士の組み合わせとなってしまうことから、軸方向の寸法が大きくなり装置全体が大型化してしまうことが懸念されるため、他の回転機構でターンテーブルを低床化させて装置全体を小型化する必要があった。
解決の内容・施策
装置全体の小型化を狙い、モータ付カム式割出機器のPDWを検討。
PDWは同心軸ではなく直交軸の割出機器となっており、モータの取付軸を出力面に対し横方向にすることで高さを抑えることができることから採用を検討した。効果・メリット
PDWを採用したことで装置の高さを抑えることができ、装置全体を小型化することに成功した。
また、PDWは割出機構・減速機構・モータが一体化されたユニット品となっている為、装置の設計工数の削減にも寄与することができた。さらにPDWはカムシャフトにより機械的に割出を行い、停止動作を行う際は製品オプションのブレーキパックを使用することで、簡単にモータ制御をすることができる為、制御設計の工数削減にも貢献した。
