予圧のかけ方
予圧のかけ方
TCGは、歯間の常時接触によってバックラッシをゼロとします。
このため、歯面に対して適切な予圧が必要となります。
予圧不足はバックラッシが発生し、過度な予圧は精度、音、振動、
寿命に影響します。
TCGは、仕様表の心間距離(許容差 0.01㎜、周囲温度 20℃において)にて
組み立てすれば、適正予圧となるように設計されております。
適切な予圧を与えるため、右記のような調整機構を使用することを推奨致します。
適正予圧量(バックラッシゼロが必要な場合)
予圧力(ローラピニオン押さえ力) 1010~1210型 2Kgf以下(摩擦等を除く)
1610~4012型 5Kgf以下(摩擦等を除く)
心間距離調整量 0〜−0.01㎜
( 許容量としては−0.02〜0.1㎜。但しプラス方向に組立てた場合は、
心間距離離れ量×0.8㎜のバックラッシが発生します。)
