ローラピニオン 組付手順
ローラピニオン組付手順
1. 付着物ふき取り作業
軸及び、ローラピニオン内径、締結具内外経についた
防錆油や付着物をふき取ります。

2. 部品のグリース塗布
軸のローラピニオンと直接接触する部分と、締結具各テーパ接触部、
ロックボルトネジ部、頭部座面に、オイル又はグリースを軽く塗布して下さい。(図1, 3, 5)
※CPS3212A,CPS4012Aはオイル・グリースは塗布しないでください。




3. ローラピニオンと軸の組付
ローラピニオンに締結具外輪を挿入後、軸にローラピニオン、締結具内輪の順に組み込んで下さい。
このとき締結具内輪、外輪のワリ位置をずらして組み付けて下さい。(図2, 4)
軸とローラピニオンに多少面圧がかかるまで、ロックボルトを締め付けて下さい。
4. ローラピニオン芯振れの確認
軸とローラピニオンの同軸度、芯振れを確認し
ローラピニオン取付精度の値以内になるように調整して下さい。
芯振れはローラピニオンのローラ部の回転時の振れ量を確認して下さい。
※ローラピニオン取付推奨精度:0.03㎜以下
※ローラピニオン動作許容範囲:0.05㎜以下

5. ローラピニオンと軸の固定
調整後、ロックボルトを対角線の順に(図2, 4, 6)
それぞれ所定トルクの約1/4にて均等に締め付け、
徐々に締め付け力を増して締め付けて下さい。
所定トルクにて締め付けて下さい。
ロックボルトの締め付けが所定トルクで締め付けてあることを
確認する為、円周方向に順次締め付けを数回繰返して下さい。
締め付け完了後、再度、軸とローラピニオンの同軸度、
芯振れを確認して下さい。

