加茂精工株式会社(本社:愛知県豊田市/代表取締役社長:今瀬玄太)は、2020年春の稼働を目指し新工場を建設します。6月3日に島根県庁にて加茂精工、島根県、出雲市の三者立ち合いの元、調印式が取り行われました。下記のとおり、島根県出雲市内に建設計画を進めてまいりますことをお知らせいたします。
1 目的
主力製品である「TCGシリーズ」の受注拡大に対応した生産能力を現行比50%増に高めます。
現在、本社工場での同製品の生産能力は月産1,500本。国内では2番目の生産拠点になる新工場は50%増の約2,250本まで増産する予定です。
更に新工場では現在外注している焼き入れ工程を内製化し、加工から仕上げまで一貫生産体制を築き生産性及び品質の向上を図ります。当初は粗化工工程のみですが3年内に全工程の移管を計画しています。
「TCGシリーズ」は独自機構の強みである高精度、低騒音、低振動、低発塵により、クリーンな環境が必要なモーターや電池、大型パネル、ガラスなどの製造設備向けに採用が拡大しています。今後、さらに需要拡大が見込めることから新工場建設を決定しました。
2 工場建設計画の概要
建設予定地 出雲市小境町(出雲市東部工業団地)
敷地面積 6,392.15平方メートル
主要生産品 生産設備等に用いられる動力伝達装置(TCGランナー)の製造
操業開始 令和2年4月
弊社は2020年に設立40周年の節目を迎えます。新工場は次の10年の成長戦略を描くための重要拠点と位置付けています。